映画・音楽〜アート

2019年02月26日

『村上さんのところ』
昨日、コメントした現在読書中の「村上さんのところ」。
なんで、購入するべきでなかったという理由がはっきり分かった。
それは、なぜなら村上さんが悪いのではなく、質問者の質問が耐えられない。
結構、40代の人の質問が多いのだけれど、この年齢にしてこの質問か?
信じられないほどアホくさい質問ばかり。
10代の子の質問の方が真剣でもうちょっと深い質問なのに対し、
社会に出てある程度の地位を得ているような人たちの方が、オカシナ質問ばかり。
何故ここで聞く?友達いないの?
何年生きてきたんですか?というようなものばかり。
もしくは、自己陶酔の蘊蓄たれたものとかね。
はっきり言ってうんざりする。唯一の救いは村上さんの回答とフジモトマサルさんの挿絵でしょうか。
というか、これを読書のうちにいれていいのかよく分からない。。。

『The Little Refugee』
現在、もっちぃの学校では「芸術におけるソーシャルインパクト」についてをProject Based Learning/プロジェクトベースドラーニングで勉強しています。(はい。オーストラリアの小学2年生。日本だったら、まだ年長さんの段階でこんなこと勉強してます。)

今回はAnh Doの本を読んでもらったようです。
有名な人の芸術作品の勉強もしているのだけれど、Anh Do(アン・ド―)というオーストラリアのコメディアンもかなりの本格的なポートレートペインター。味があってよい。(Ben Quiltyっぽいんだけれど、Ben Quiltyがメンターなんだろうか??)
作品はこちら。http://www.anhdoart.com/
彼の描くポートレートはいつもモデルの深い闇まで描いているような気がする。それは、なぜか?
そういった意味でも彼の本を読み聞かせたのではないかと思います。
彼はベトナムからのボートピープルでした。その話を描いた絵本「The Little Refugee」を先生に読み聞かされたらしいのですが、すごく印象に残ったらしく、もー、信じられないほど詳細に話してくれました。下がその絵本。



このお話をグーグルしたら、YouTubeにアメリカ人が読み聞かせているものがアップロードされていまして(アン・ドーのことをアン・ドゥ―と言っているのが気になりますが。)
これをもっちぃと一緒に見てみたら、いやあ、泣ける泣ける。良い話。良い話。

みなさんもぜひ、読むなり、見るなりしてみてください。

もし、字幕が欲しかったら、こっちのバージョンを。



結局、この絵本じゃ物足りなく、どちらかというと大人向けの本を読み始めました。
The Happiest Refugee: The Extraordinary True Story of a Boy's Journey from Starvation at Sea to Becoming One of Australia's Best-Loved Comed

私も少しばかり読んだことがあるけれど、なかなか前向きな気持ちになるので、ぜひ、読んでみてください。

ところで、普段、もっちぃは彼の書いた子供向けの本を読んでます。
これ、結構面白い。

色々な角度から、その人のなりを知り、アートを鑑賞することは、ものの見方を多角的にとらえるいい勉強になると思います。やはり、Project Based Learningっていう教育方法はすごい。
学校の保護者にはアート系の人が多いので、このプロジェクトのためにクラスに来て色々教えてくれているようです。学校内にもアートギャラリーを作っているらしい。ちゃんとキュレートしてね。
かなり本格的なので、学期末の子供たちの発表が楽しみです。

って、本当は、この前泊りに来た南アフリカから帰国中のロブの話しでも書こうと思ったのにな。
それは、また今度ということで。


(10:47)